私が以前勤務していた企業の中では、二度早期退職募集を経験したことがありましたが、その早期退職の募集が始まる1年くらい前には、募集が始まるのではないかと噂が流れていました。早期退職を実施するような、言わば一流企業で働いている人は、このような噂が流れたとき初めて少し退職を考えると思います。しかし噂が流れた時に、淡々と転職活動を準備し始めるひとと、発表後に転職活動を開始する人では、スタートで大きな大きな差がついてしまっています。今回は退職が決まったわけではないのですが、「退職を考えないといけない人」が利用すべき転職サイトと転職エージェントを紹介します。

「退職を考えないといけない」という状況の過ごし方

あなたがこの文章を読んでいただいているということは、「退職を考えないといけない」という状況になっているのでしょうか?勤務している企業の業績悪化や外部環境の変化に対応するための早期退職への募集の噂が出てきているのでしょうか?役職定年、社内の評価の低下などをきっかけとして、退職がキャリア検討の一つの選択肢になってきているのでしょうか?実際に企業の栄枯盛衰のサイクルはどんどん短くなっています。マイナビによると2020年に早期退職を実施した上場企業は90社に上り、募集人員数も判明分で約1万8千人になったとの報道がありました。
退職を決めているわけではないけれども、将来の自分のキャリアは心配という状況で、時間を無駄にする人が多く居ます。環境変化が実際に起こったときに先手が打てている人と、後手になっている人とではその後の人生に大きな差が生まれてしまいます。退職を考えないといけないなと思ったら、私は実際に行動を起こすことをお勧めします。

例えば早期退職の噂が出た時に無為に過ごし、早期退職の募集が始まってから転職活動を開始すると苦労するという現象は以下のような事例があります。

  • 転職活動の準備には思ったより時間がかかり、転職活動のスタートが自分の想定より遅れてしまう
  • 早期退職の募集開始後に転職活動を開始したときには、転職市場に自分の会社の人間があふれ、同じ業界の限られた席を奪い合う
  • 応募企業側も早期退職募集を知っており、足元を見られるケースがある

早期退職は同じ会社で働いている人が競合になるという一番シビアなケースですが、その他のきっかけも含めて「退職を考えないといけない」と感じたら、一刻も早く転職活動を開始することをお勧めします。というのは転職活動はリスクは殆ど無く、早期退職の募集が無かったら、最終的にオファーを断れば良いだけなのです。そして転職活動の結果として、あなたは自分の市場価値を知り、強みや弱みを理解して自分の価値を高めたくなっているはずです。そして現職であろうと、新しいチャレンジであろうと、更にモチベーション高く働くことに繋がると私は信じています。

退職を考えないといけない人のための転職サイトと転職エージェントについて

退職を考えないといけない人の場合、転職サイトと転職エージェントをバランスよく活用することが重要です。以下にそれぞれの違いをまとめます。

転職サイト

転職サイトの活用方法は主に2つです。

  • 求人を探し、応募から面接までを進めていくサービス
  • 転職サイトに登録することで企業やエージェントからスカウトを受けるサービス

退職を考え始めた時期では、転職サイト活用方法はスカウトを受けエージェントと知り合うという機能を中心に活用します。

転職エージェント

転職エージェントは、キャリアコンサルタントが求人を紹介してくれるサービスです。自分で求人を探して内定を取るのではなく、転職エージェントがおすすめの求人や応募書類の準備、面接対策、待遇などの条件交渉までサポートしてくれますので、転職をする上で一番のパートナーになります。転職エージェントとの繋がりを築く方法ですが、代表的なものは以下3つです。

  • 転職活動をした人に良いコンサルタントを紹介してもらう
  • 転職サイトでスカウトを受ける
  • エージェントに直接応募する

転職エージェントとの接点の持ち方として一番のおすすめは、転職活動をした人に良いエージェントの良いコンサルタントを紹介してもらうことです。友人や知人に勧められるコンサルタントは、相当レベルの高い限られた優秀な方のはずですので、私でしたら必ず紹介をお願いします。また転職サイトでスカウトを受けるのも、コンサルタント側から興味を持ってコンタクトしてくれるということで非常に良い出会い方です。私は転職サイトでコンタクトを受けた場合は、時間の許す限り会うことにします。厳選したエージェントには自分から積極的にコンタクトを持つと良いと考えます。いくつかのエージェントは、受け身ではなく自分から応募することをおすすめします。

退職を考えはじめないといけない場合でも、少なくとも2社程度の転職エージェントとお付き合いすることをおすすめしてます。理由は2つです。

  • 各企業が契約している転職エージェント数は限られている(エージェントが全ての企業と取引できるわけではない)
  • 転職エージェントが良い案件を全て紹介してくれる訳ではない

このような背景を知り、以下のエージェントとは手堅く関係を築き、転職サイトを通じて転職エージェントからスカウトを受けるというのがおすすめです。

以下では私が活用した転職エージェントと転職サイトをご紹介します。

退職を考えないといけない人のための転職エージェント

私が紹介するエージェントは、絶対的な案件数と、そのエージェントしか持たない非公開案件を多く持ち、また応募者のサポートが強力な会社をリストアップしています。転職の緊急度が高い皆さんは、関係を築くべきエージェントだと考えます。

JACリクルートメント

Agent_JAC
JACはすぐの転職意向がなくても、マーケットの情報から提供してくださるという姿勢を持っています。管理職や経営者層の転職活動には、あっという間に決まるケースもありますが、そもそもの案件数が比較的少ないという側面もあるので、転職エージェントと長期的な関係を築けることが重要になります。JACはそのような観点で一番最初に登録すべきエージェントだと考えます。

またJACは業界専門で組織を構築し、一人一人のコンサルタントの経験も豊富で、応募者側の事情も理解してくれ、転職活動を応援してくれます。JACは東証一部に上場している大企業であり、企業側からの信頼も厚く、企業が人材募集をかけるとき、人材紹介を依頼する優先順位の高い企業の一つになっています。企業側から見て信頼できるエージェントで、独占案件を含む案件が数が多いという観点から、退職を考えないといけないと考えた時に関係を持つべきエージェントです。

リクルートエージェント

Recruit agent
リクルートは人材ビジネスで世界トップレベルのグロバール企業であり、かつ日本においては断トツのトップの企業です。多くの企業はリクルートを人材ビジネスでパートナーとして選んでいます。リクルートエージェントは応募者の利益を優先してくれ、リクルートエージェントだけでなく、RGF Executive Search Japanとの連携して、応募者をサポートしてくれます。また実際にお付き合いしてみて、数多くの応募者とお付き合いしているので、こちらのニーズを理解して対応してくれます。管理職や経営者層が退職を考え始めたら、登録すべきエージェントだと考えます。

退職を考えないといけない人のための転職サイト

私の転職サイトの活用の仕方は、主に転職エージェントとの出会い(スカウトを受ける)ことに活用していました。このような場合は、私のおすすめは以下の二つの転職サイトです。

キャリアカーバー


キャリアカーバーはリクルートエージェントが運営している転職サイトです。
サイトに登録すると、エージェントが応募者の経歴をチェックして、コンタクトしてきてくれますので、基本的に待つだけで案件を紹介してもらえます。エージェントが持っている案件にあなたがフィットすると判断した上で、スカウトしてきてくれるので、ここで出会う転職エージェントの案件は比較的高い頻度で企業の応募に繋がります。
キャリアカーバーは完全に無料ですので、管理職、経営層の方は必ず登録すべき転職サイトです。

ビズリーチ


ビズリーチは企業やエージェントが候補者に直接スカウトするモデルを日本で作った、ハイエンドの転職サイトのパイオニアです。ビズリーチも、サイトに登録するとエージェントが応募者の経歴をチェックして、コンタクトしてきてくれますので、基本的に待つだけで案件を紹介してもらえます。またエージェントが持っている案件にあなたがフィットすると判断した上で、スカウトしてきてくれるので、ビズリーチで出会う転職エージェントの案件は比較的高い頻度で企業の応募に繋がります。
ビズリーチは、無料で利用できるサービスが充実していますが、一部の機能(案件に応募する機能)が有料になるということを理解して登録すると良いと思います。

今回は私がお世話になっている転職サイトと転職エージェントのご紹介をしました。皆さんの参考になれば幸いです。

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