転職エージェントを通じて転職活動を行った時、私は基本的な失敗をしていた時期がありました。今回は私の失敗を共有して、皆さんに気を付けて欲しいことをまとめました。

転職活動で私がした失敗とその根本的な原因

以前働いていた会社で、戦略変更により急に私のポジションが閉鎖され、急いで転職活動をしなくてはならない時がありました。転職の緊急度が低く余裕のある転職活動と違い、6か月後には新しい会社で働いていたいようなときには、焦りが生じてしまうことがあります。このような焦っている状況の中で、私がしてしまった失敗は、

  • エージェントが、企業の人事と懇意にしているので、履歴書を送って良いか?と聞かれて、送ってもらったが、応募に繋がらなかった
  • 応募先を増やしたくて、優先度の低い企業に応募したら、応募した企業のグループ会社で希望の職種が公開されたときに応募できなかった
  • 複数のエージェントと付き合っている間に、エージェントと応募企業の紐づけが混乱し、エージェントとの信頼関係に悪影響を与えた

です。これは、別々の3つの失敗なのですが、実はエージェントのビジネスモデルを理解しておくと、起こさないで済む失敗です。少し説明させてください。

企業と転職エージェントのルール

応募者がエージェントを通じてエントリーした場合、応募先企業(場合によってはグループ企業)によっては、応募してから6カ月~1年は、最初に応募したエージェントに報酬を支払うと決めている企業(グループ)がある

このたった一つのルールを理解しておくと、先ほどの失敗が、同じルールに起因していることが分かって頂けるはずです。

  • エージェントは応募者の履歴書を人事に早く送り、一定期間その候補者の該当企業への応募の優先順位を上げたい意図がある。一方で、企業は募集をかけていないポジションを容易には採用検討しないので、無駄になることが非常に多い
  • ある企業のポジションの紹介を複数のエージェントがしてくれるケースがあるが、既に別のポジションに応募している場合、最初に応募したエージェントに優先権があり、推薦してくれるか否かは、最初に応募を依頼したエージェントが持つ
  • 複数のエージェントと付き合っている中で、混乱した受け答えをすると、複数のエージェントから一つの企業に応募しているような誤解を与え、転職エージェント間のトラブルに繋がる可能性が示唆され、エージェントから信頼を損ねる

エージェントを通して企業に応募するときのアドバイス

企業によっては求人毎に転職エージェントが変わっても問題ない応募先がある一方、エージェントは6か月~1年間変更できないという応募先があります。また企業グループによっては、このルールをグループ内で適用する応募先もあります。ですから企業(または企業グループ)毎に、「複数のポジションに応募できるのか?その場合、エージェントは一定期間一貫している必要があるのか?」をエージェントに確認することが重要です。もし応募先が、一定期間、最初に紹介したエージェントに優先権を持たせる企業だった場合、転職エージェントを1社に決めることをアドバイスさせてください。また転職エージェントは、候補者との関係よりも、企業との関係を重視している場合が多いので、同一企業内の複数ポジションを積極的に紹介してくれないことも多いです。ですので、企業に応募する場合は、仮に緊急度が高い状況でも、そのポジションに応募すべきか?またそのエージェントを通じて応募すべきか?じっくり吟味して応募してください。私の失敗を参考にして、あなたが転職エージェントから素晴らしいサポートを受られたら、私もうれしいです。

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